神棚や仏壇に手をあわせるのは、日本人なら普通なんだろう。
でも、幕末に西欧の圧力がなく、地球が日本だけの多神教だったなら、
科学革命、産業革命はなく、今日のような物質的豊かさは無かったのだと思う。
また、「カルマの法則」は理解するが、それだけで全てを割り切っていたら、
障害者、犯罪被害者、事故被害者も、皆、
「前世からの因縁です。カルマです、それが学びです。」
で、かたづけられたのかもしれない。理不尽なことも全てがカルマでかたづけられたと思う。
近代合理主義が、物質的豊かさをもたらし、前近代の「姥捨て山」「間引き」がホボなくなったのが
事実であるならば、フランス革命や基本的人権、個人主義も認めねばならないだろう。
もっとも、皇室など日本の伝統すべての面に基本的人権の概念をもちこむべきではないとも思うが。
日本古来の宗教観と西欧の価値観が「水と油」でも「水も油も必要」なんだと思う。