映画
(1968日) 回天を扱った映画作品で一番良いとのことで視聴。(モノクロ)映像技術は現在の方が優れているが、家族や親類知人を喪ってきた俳優陣の演技を今日では超えることは不可能であることがよく分かる。 子どもの頃は戦争映画を軍国主義礼賛と捉えてい…
(1996米) 「死ぬまでに見るべき映画」とのことで視聴。脱出不可能の監獄「アルカトラズ島」が舞台。見ていないことが残念でした。派手なアクションだが、CG無しの迫力。90年代アクション映画の"お手本"だそうだ。 Amazon ザ・ロック(字幕版)
(1937仏) 犯罪小説をめぐり批判が起こり、作者が思わぬ最悪の展開の中心となってしまう喜劇。 ナチスの台頭、戦争前夜の中で、「のんきなブラックコメディー」は興行的に失敗したようだ。しかし、後に評価されることとなる。 脚本的にも俳優陣の力量も唸る…
(1946英) 英国軍のパイロットが墜落し死ぬはずだった。しかし、目覚めたら海岸だった。実は天国の事務処理上のミスだった。男は、歩いていき、出会いが生じてしまった。天国は迎えにいくが、男は拒否する。 これは傑作でした。戦没者遺族を慰めるものにも…
(2025米) シリーズの集大成。過去作品の回想シーンもあり懐かしさも加わる。最初から最後まで食い入るように視聴。特に潜水シーンは緊張感マックスでした。狭い空間での戦闘、オペ、空中バトル、彼のメッセージからエンディング。 いろいろ思い出されます…
(1949伊) (英題:In the Name of the Law)シチリアに26の裁判官が赴任する。しかし、殺人事件があり犯人が分かっていようが、両親ですら涙を浮かべつつも証言しない。マフィアが支配する町に法の支配を確立しようとするも、衝突を重ねることとなる。娯楽…
(1947米) 昔、浜村淳氏が「死の接吻」というタイトルに触れられていたことを思い出し視聴。アメリカの暗い犯罪映画を「フィルム・ノワール(Film Noir)」(黒い映画)とフランスの批評家が言ったというが、大戦が終わり兵士帰還後に冷戦、犯罪増加、社会…
(2020フィンランド・エストニア) フィンランドの国民的画家ヘレン・シャルフベックの伝記映画。1915年、忘れられた画家で高齢の母と暮らしていたところへ画商が訪ねてくる。保存していた作品の価格交渉となる。そこでアマチュア画家と知り合い教えることに…
(2024米英) ジュード・ロウのバチカンドラマ『ヤング・ポープ 美しき異端児』『ニュー・ポープ 悩める新教皇』をたっぷり鑑賞して日が浅かったので『教皇選挙』に対して全く期待していなかった。しかし、アマゾンで配信されたと知り視聴。完全に予想を裏切…
(1942伊) イタリアの戦中プロパガンダ映画、ロベルト・ロッセリーニ監督。墜落しギリシャの捕虜となったパイロットが帰還するまで。実戦の映像も交えているのではないかというリアリティー。困難な移動生活の中でも医療に携わる献身的な医師の働きを含め、…
(2024日) 死刑判決を受けた殺人犯が脱獄して逃亡生活に入るという。生きるために偽名を使いながら働くが、テレビで顔写真が流れる。最後までどういう展開になるか全く分からず、釘付けでした。 Netflix 正体 -----ネタバレ 劣悪な労働現場、ライター、介護…
(1941英) ジュリアン・デュヴィヴィエ監督が戦時中に渡米し制作した映画史監督論的に評価される作品という。 主人公リディアが社会福祉事業での献身的な成功で有名になったことで、 かつての恋人と再会することになる。 3人の男と会話し過去を確認、懐かし…
(1952仏伊) 第二次大戦後のフランスではヴィシー政権の協力者を処罰していた。一方、レジスタンスで活躍した青年が、平和となっても人を殺すスキルしかなく、再教育を受けぬままに放置されたことで人を殺め死刑となってしまう。これが正義なのか、弁護士出…
(2022仏) 下町のラッパーだったが寿司屋のバイトでの配達先で小バカにされたので美声で歌い仕返しする。その声に才能を感じた先生が指導する。フランスの階層とラップとオペラの違いを知る。チャンスを掴もうとするが、日々の困難に疲れ悩みもする青年。私…
(2024日) youtubeのサムネ画像で岡田斗司夫氏が強く勧めておられ視聴。さすが間違い無しの大傑作だった。会津藩士が京都のある寺の前で長州藩士と斬り合いの最中にタイムスリップ。京都の映画村で気がつく。コメディーだが、歴史、撮影所の様子を含め勉強…
(1948仏) ある中学校の修了式の日に、教師が自殺する。幸い同僚が助けたが、側にあった日記には校長の娘とのラブレターのやり取りが記されていた。コメディーなのでしょうが、ユーモアと皮肉に満ちた残酷な作品でした、古き良きフランス映画だという。 Ama…
(1930米) 映画史上極めて高く評価されている反戦映画の金字塔だという。第3回アカデミー賞で作品賞と監督賞を受賞。 2022年版はカラーで残酷な描写もあるそうだが、1930年版は抑制されているという。確かに目を覆ったことは無かったが、人間を消耗品のよう…
(1951瑞典) ストリンドベルイの1888年の戯曲の映画化。カンヌ国際映画祭グランプリを受賞したという。序盤のハイテンションのお祭り騒ぎに引き気味だったが、日本でもよくある話なのでしょう。令嬢のジュリーが自殺するまでの経緯を描写する。 Amazon 令嬢…
(1934米) 新聞沙汰になっている逃走中の大富豪の令嬢を出会った失業中の新聞記者が面倒を見ることになるが、所持金が少なく喧嘩を繰り返しながら、ニューヨークを目指す。アカデミー賞主要5部門を制した大記録の傑作コメディー。約90年前とはいえ、脚本も…
(1942伊) 後にイタリア統一の英雄となるガリバルディの部隊の一人が負傷し修道院に到着する。寄宿学校の生徒が気づき匿おうとするが、その修道院の考えではガリバルディを敵視していた。ブルボン兵に見つかれば殺されてしまう状況だった。当時のことを孫に…
(1942米) 2回目。歴史にも世情にも疎い20代の頃にはよく呑み込めなかった。国家国歌を涙ながら歌うシーンは演技ではなかった。 「偉大な脚本歴代ベスト101」の1位だという。 Amazon カサブランカ (字幕版)
(1950伊) イタリアのドタバタコメディー。78分。初聖体のドレスがどれほど大切なものか、父親が必死になって動き回る。この主演男優の動作・表情が見事。1950年当時の街並みや人々の様子を窺がうこともできる。イタリア映画の最高のコメディーの1つとされ…
(2021日) 「みんなが絶賛」という同調圧力に負ける。確かに面白かったですね。『結界師』『鬼滅の刃』も除霊・異能バトル系で面白く鑑賞しましたが、私は娯楽と割り切れず怖がる方なので、深みにハマらないようにしたいですね。 Netflix 劇場版 呪術廻戦 0
(1948仏) アンドレ・ジイドの小説(1919年発表)の映画化。牧師が盲目の孤児を育てたが、大人となり手術して見えるようになったことで、愛憎劇に直面し、耐えられなかった。 ジイド自信自身の愛憎劇があったことが、作品として結晶になったのでしょう。後に…
(1948英) カラーも可能だったが白黒で撮影。重厚で陰惨、恐怖も狙ったのでしょう。2時間35分だが、本来4時間かかるものを一部カットしたようだ。翻訳が少し気になる人もいるようだが、映画的には完成度が高く、アカデミー賞5部門4部門受賞となる。「不朽の…
(1953仏伊) 一時期、バチカンを乗っ取った一族。ローマ教皇アレクサンデル6世の娘ルクレチアが主人公。兄チェザーレが恋愛感情を抱いているためか、ルクレチア周辺の男性が次々殺される。容赦ない。解説ページを見つけることもでき、非常に有意義な学びで…
(1954米) グレン・ミラーの伝記映画。質屋の常連だった若い頃から描く。飛び切りの楽天家だった。 彼の「ムーンライト・セレナーデ」のドタバタの経緯、編曲「イン・ザ・ムード」「真珠の首飾り」等、一度は聞いたことのあるだろう曲が流れる。「茶色の小…
(1950伊) フランシスコ会の創設者。裕福な家だったが縁を切り修道士となる。兄弟たち12人で布教の許可を得て拠点に戻ったら他人に占拠されていた。それでも喜び、新たな教会を作り生活していく。 前教皇はイエズス会だったがフランシスコの名を選択した。…
(2025日) 10歳位の頃、TVアニメでチラッと目に入り見ないと心に刻んだ作品。美男子が嫌いだったのでしょう。しかし実は女性だった。宝塚でも扱われる社会現象となった少女漫画だが、無関心でした。中学生で読んでいれば、歴史や文学の学びに繋がったのでし…
(1933米) 1927年に『ジャズ・シンガー』で初のトーキー・ミュージカル映画が誕生して以来、勢いが止まらないのでしょう。1933年に、主人公がローマ時代に移動する作品が登場する。 ミュージカル・コメディの主人公を演じるエディ・カンターの動き・多芸が…