2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

いだてん~東京オリムピック噺~ (37)「最後の晩餐」

(2019日) 1937年、近衛内閣となり、シナ事変となる。泥沼となった。 若者が中国大陸に出征する一方、 1940年の東京五輪を目指して、選手たちは練習する。 が、その矛盾に平然と済まれされるものでもなかった。 河野一郎が東京五輪辞退を国会で述べているこ…

おしん 135~136回 試練編

(1983日) 大正13年(1924)、佐賀の田倉家の生活は厳しかった。 「同じ家で同時期のお産はどちらかが欠ける」との迷信で、 姑はおしんに出ていくよう画策する。 長男の福太郎に嫁の恒子が「なんとかならないか」と 見かねて相談するが、「口だすな」だった…

なつぞら (154)~(156)「なつよ、あっぱれ十勝晴れ」

(2019日) 『大草原の少女ソラ』が終えた昭和50年(1975)夏、 なつ、一久、優、千遥、千夏の5人は十勝の柴田家を訪ねた。 富士子と嫁の砂良がアイスクリームと木彫りの熊を売っていたが、 バニラ、ストロベリー、あずき、と3種類3個づつ計9個を5人で食べる…

英雄たちの選択 「めざせ!徳川近代国家 小栗上野介の夢と挫折」

(2019日) wikiによれば、人のことを「製糞器」と呼び嘲笑することがあったようだ。 「肥え桶」と呼ぶなど、こういう言語感覚は良くないですね。 剃刀のようにキレて仕事で功があったとしても、 いつか、どこかの段階で、自分や家族に巡ってくる。 勝安房や…

おしん 132~134回 試練編

(1983日) 大正13年(1924)3月の脱走計画は、佐和の裏切りにより頓挫。 おしんはケガをし、田倉家を去ることができなくなった。 妊娠5か月となり、竜三にバレた。 が、これを機に2人で乗り越えようとなった。 ところがだった。 姑の清に脱走計画が知られ、…

なつぞら (151)~(153)「なつよ、あっぱれ十勝晴れ」

(2019日) 昭和50年(1975)4月に優が小学生となるが、十勝から富士子が来てくれた。 『大草原の少女ソラ』は徐々に人気となる。マコプロは忙しかった。 開拓者に育てられたレイは、獣医になる決意をし養父に語る。 そして朝日を迎えた。 それを十勝で見てい…

徳川慶喜 第18回 桜田門外の変

(1998日) 安政5年(1858)7月、井伊直弼は、条約調印で文句を言ってきた連中を処分した。 徳川中納言斉昭、謹慎。松平越前守慶永、隠居謹慎。 徳川大納言慶勝、隠居謹慎。徳川中納言慶篤、登城停止。 徳川刑部卿慶喜、登場停止。 この段階では、慶喜もまだ…

いだてん~東京オリムピック噺~ (36)「前畑がんばれ」

(2019日) 昭和36年(1961)。 五りんは古今亭志ん生宅で、レコードを聞いていた。 (五りん、今松) 昭和11年(1936)ベルリン五輪での河西アナウンサーの実況だった。 「前畑ガンバレー」の連呼だった。 今松は、ザ・ピーナッツの『インファントの娘』のレ…

おしん 129~131回 試練編

(1983日) 大正13年(1924)3月の彼岸の中日の脱走計画は、 佐和の裏切りにより頓挫した。 おまけに、竜三に雄を奪われた際に、ケガをし3日間寝込むことにもなった。 すぐに出来る仕事を要求されるも、右手が動かなった。 ひと月経ってケガは治り痛みもなく…

なつぞら (148)~(150)「なつよ、千遥よ、咲太郎よ」

(2019日) 昭和49年(1974)10月、『大草原の少女ソラ』の放送開始となり、 千遥がマコプロに訪ねてきた。 料理屋「杉の子」で女将をしていたが、離婚を決意。 戦争で浮浪児だったことや兄と姉のことを隠していたことがあり、 不安だった千遥はなつに相談。 …

英雄たちの選択 「不可能への挑戦~河井継之助の北越戦争~」

(2019日) 買ったガトリング砲を一度は使ってみたかったのが本音であり、 武装中立が成功するとの確信もなくやっていたのでしょう。 新政府軍に加わるとガトリング砲を旧幕軍に向けることとなる。 それは嫌だ。が、3万両出しても今後の保証はない。 どうせ武…

おしん 126~128回 試練編

(1983日) 大正13年(1924)彼岸の中日、3月20日頃、 おしんは、耐えかね田倉家を脱走した。 小作の耕造の妻佐和との約束の場所へ向かった。 ところがどっこい、佐和は竜三にチクった。 てっきり、当面、子どもの面倒は山形から母を呼び寄せ、 おしんは髪結…

なつぞら (145)~(147)「なつよ、千遥よ、咲太郎よ」

(2019日) 昭和49年(1974)10月に開始された『大草原の少女ソラ』を見た 母子がマコプロを訪ねてきた。 千遥と、千夏だった。 小料理屋の女将をしているとのことだった。 訪ねたが、咲太郎は最後に天丼、ということで千遥に任せた。 この時点でピンとこなか…

太平記 第5回 危うし足利家

(1991日) 元亨(げんこう)4年9月19日(1324)、 足利高氏は19だったが、幕府への謀反を疑われる。 京の醍醐寺で日野俊基と会っていたのを通報した者がいたからだった。 六波羅からは助かったものの、侍所に捕まった。 内管領長崎円喜の指示によるものだっ…

いだてん~東京オリムピック噺~ (35)「民族の祭典」

(2019日) 昭和11年(1936)、金栗四三は嘉納治五郎に呼び出され、東京暮らしとなった。 東京五輪に向けてだった。 17年お世話になった住み込んでいた播磨屋に向かった。 すると、陸上に引っ張り関東大震災で行方不明になった増野シマの夫と娘がいた。 五輪…

おしん 123~125回 試練編

(1983日) 大正12年(1923)9月1日の大震災で、おしんの母のふじは、 加賀屋から物資と旅費、加代からはおしんへの現金100円を預かった。 年が明け、ふじは加賀屋に挨拶に行った。 嘘の手紙により、おしんが幸せに暮らしていると皆が思い込んでいた。 が、佐…

なつぞら (142)~(144)「なつよ、この十勝をアニメに」

(2019日) 昭和49年(1974)4月、なつと陽平はマコプロに入社。 なつは、『大草原の少女ソラ』の作画監督、キャラクターデザインをすることになった。ロケハンでの北海道から帰り、なつの体験を作品に入れることにした。 動画を外注とし、3人の新メンバーが…

徳川慶喜 第17回 安政の大獄

(1998日) 安政5年(1858)4月に井伊直弼が大老に就任、直弼は勅許が欲しかったが、 条約調印が早々と部下が調印した。 が、怒りは直弼に集中。徳川斉昭や慶喜、徳川慶勝、慶永などが抗議に来ると、 無断登城を理由に隠居や謹慎を命じたことから安政の大獄が…

おしん 120~122回 試練編

(1983日) 大正12年(1923)9月、関東大震災により佐賀に移る。 竜三の実家は裕福な地主だったが、父の大五郎の代で縮小していたため、 竜三とおしんは開墾することとなった。 田倉家の小作の耕造は竜三の幼馴染だった。 構造の妻佐和は、島原の女郎だったが…

なつぞら (139)~(141)「なつよ、この十勝をアニメに」

(2019日) 昭和49年(1974)3月、なつは東洋動画を退社した。 社長以下、惜しまれての退社だった。(但し、堀内を除く) 4月、マコプロへの初出勤。 『大草原の少女ソラ』の打ち合わせが始まった。 なんと、背景には、陽平が担当することになったが、初日か…

太平記 第4回  帝 ご謀反

(1991日) 元亨(げんこう)4年9月19日(1324) 六波羅軍3000は名だたる者たちを京都で襲撃した。 土岐頼兼たちの倒幕計画が露見、正中の変となった。 頼兼は自害。日野俊基は佐々木道誉宅に逃げ込み、隠れることに成功。 足利高氏は日野と会っているところ…

いだてん~東京オリムピック噺~ (34)「226」

(2019日) 昭和11年(1936)午前5時、田畑は陸軍兵が行進しているのを 赤坂の自宅の窓から覗いた。 6時半に出社したが、内務省から記事の差し止めの電話があり、 号外は出せなかった。 反乱兵は朝日新聞社にも入ってきた。 緒方竹虎が交渉しようとしたが、高…

おしん 117~119回 試練編

(1983日) 大正12年(1923)9月1日に地震。2日間上野公園で過ごし、 3日には火災が治まり、自宅と工場を確認しに行き、師匠やりつ、健と再会した。 また、母のふじが3日に山形から来てくれた。 健さんが、家を用意してくれ休養し、 恐らく翌日の4日か5日には…

なつぞら (136)~(138)「なつよ、天陽くんにさよならを」

(2019日) 昭和48年(1973)9月、十勝に帰省していたなつは、帯広の雪月に寄った。 そこには、天陽の描いた包装紙が使われていた。 泣ける話だったが、奥さんのことが気になった。 『大草原の小さな家』を決意し、柴田家を後にすることにした。 坂場一久は、…

おしん 114~116回 試練編

(1983日) 大正12年(1923)9月1日、田倉商会創業1周年記念の日だった。 更に、新工場完成祝の日だった。 午前中にお世話になっている方を招く。 12:00から食事だったので、おしんは階段を降りようとした。 11:58分のことだった。 おしんは、幸い、気絶で…

英雄たちの選択 渋沢栄一 知られざる顔~「論語と算盤(そろばん)」を読み解く

(2019日) 『現代語訳 論語と算盤』で、仁や道徳といった儒教と算盤で近代の基盤を作ったパワフルな方だと脱帽でした。 今回、社会福祉事業に焦点を当てていて、これも脱帽でした。 東京府知事の大久保一翁からの依頼からスタートしたようだが、 確か、一翁…

なつぞら (133)~(135)「なつよ、天陽くんにさよならを」

(2019日) 昭和48年(1973)夏、神っちが、辞めると決めた。 テレビアニメなら東洋動画ではなく、マコプロに行きたいとのことだった。 麻子の悪意も含まれていた。 その頃、天陽は病院を抜け出し、家族と再会、 徹夜で馬を描いた。遺作だった。 NHKオンデマ…

アナザーストーリーズ 運命の分岐点 「犬神家の一族~エンターテインメントの革命児たち~」

(2019日) 1回目、小学高学年の頃、テレビで見て、恐怖と興奮がセットでした。 意味は分からないのですが、探偵が入っているのに次々と派手に死んでいく。 2回目はもう10年以上前だと思いますが、怖いもの見たさだったのでしょう。 出版社と監督と俳優の視…

いだてん~東京オリムピック噺~ (33)「仁義なき戦い」

(2019日) IOC委員だった副島道正と駐イタリア大使でもあった杉村陽太郎は、 ムッソリーニと会い、1940年の大会を東京、44年はイタリアでと合意した。 副島が病気となり、杉村は単独でオスロへ向かった。 1935年2月、オスロ総会となるが、イタリアが辞退しな…

おしん 111~113回 試練編

(1983日) 大正12年(1923)1月におしんは男児を出産し、 竜三はミシン30台で稼働できる新工場建設へと進みまじめた。 山形県酒田から加代が出産祝に来てくれた。 が、口実で、浩太の居場所が分かったので、戻らない決意で来たとのことだった。 竜三もおしん…