紡がれる

井深八重さんという方が、1989年5月、昭和の終えるのを見届け

満91歳で他界された。

彼女は1897年、新島八重日清戦争における従軍看護婦の功績が

「勲七等宝冠章」にて1896年に認められた翌年、生を受ける。

父は、旧会津藩家老を務めた井深家。

神山復生病院の婦長として、生涯をハンセン病患者の救済に捧げる。

たまたま、昨日、この方のことを知ったのですが、

「紡がれる」とは、こういうことなのだと、感慨でしたね。