(2019日)
ストックホルムに着いた各国の選手団だったが、
外国の選手は集団で練習し相互に批評し高めれるが、
肉体面の他、日本はその点でも不利だった。
現地の新聞では、世界記録の金栗に注目が集まる。
三島は12秒であるが、世界では10秒、11秒代だった。
さすがに、気が落ち込むこととなる。
まさか、このことが、後にドラマ化されるとは思ってもいない。
あの世で三島は怒ってるでしょう。
嘉納治五郎が、日本から来た。オリンピックに間に合った。
大森兵蔵が命を削って書いた手書きの論文が、
活字となり、嘉納から手渡された。感激だった。
バスケットボールとバレーボールを日本に伝えた大森は36才だが、
肺結核で、残された時間は1年もなかった。