(2006日)江戸末期の碁聖、秀策の一代記。
「御城碁」と言って、毎年、江戸城内で将軍の御前にて大会が催された。
当時、家元は、本因坊家、井上家、安井家、林家の4家があり、熾烈だった。
広島藩で生まれ7歳で藩主に認められ、9歳で本因坊家に修行に入った。
そこで盗み見して上達した。その抜け目のなさで碁聖となった訳ではなく、
日々の掃除などの下働きと、教養を積み重ね、人格を磨いた結果だった。
彼は、御城碁で12年18連続無敗の新記録を達成した後、
ペストが流行り門人の看病をしていて、自分だけが病死してしまう。
そして、幕末の動乱で御城碁は無くなり、
日本の精神性を象徴する1人となる。
碁はよく分かりませんが、彼の境地を垣間見せてくれた有意義な時間でした。
碁聖・本因坊秀策の無敗伝説 / その時歴史が動いた 投稿者 byzantine-basileus-z