津崎良典 デカルトの存在論に学ぶ

(2018日)

津崎良典

筑波大学人文社会系准教授

(1)「我思う、ゆえに我在り」

(2)心身二元論とは何か

(3)疑う《私》の有限性

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アウグスティヌスが「我れ思う。ゆえに我あり」と先に言っていたことで、

デカルトは同時代人から、焼き直しだと言われたが、

デカルトは疑うことから思考過程を説明し、導いた。

疑うことは全知全能でなく有限な存在ということとなり、

無限というものを知っているから自分を有限だと判断できる。

そして無限とは神であり、存在するのだ。とした。

デカルトもしぶしぶ認めざるを得なかったが、

最も厳しい批判者だったパスカルデカルトのオリジナリティーを認めていた。