西郷どん (19)「愛加那」

(2018日)「黒糖地獄」だった。今は亡き家老だった調所広郷が藩の完全専売制とし、

利益を独占した。島ではサトウキビの栽培を最大化させ、モノカルチャーとし

貨幣を流通させず、薩摩からの野菜や穀物と交換していた。

余ったサトウキビを販売することも許されず、事実上の奴隷制だった。

現実問題、魔除けとして入れ墨をし、過酷な現地の労働環境で、

おそらく寺子屋など教育も充実していない中で、

「アンゴ」という島にいる間だけの妻を薩摩藩の強制がある関係だったが、

西郷は愛加那を妻とした。息子の菊次郎が9歳で西郷本家に引き取られるまで

立派に育てている。

「暴動」の間に西郷が入り、牢を壊したことになっている。

大久保の父が「お由羅騒動」で流刑になった際も島妻がいたようだが描写していない。

ドラマでは主人公周辺が美化されるものなのでしょうが、

事実だけでもドラマそのものだ。

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NHKオンデマンド 西郷どん (19)「愛加那」