おしん, 1983日 の検索結果:
…配して呼び出したが、おしんは、これで良かったと本心で語る。 しかし、浩太としては自分が土地を売ったことの結果に割り切れなかった。 従業員20人が辞めると言い出した。 が、どうやら京大卒の社員も昨年の春以来、登場していない。 1月末となり引っ越しのため最後の晩餐となったが、 「スーパーたのくら」を追い詰めた浩太が、田倉家の敷居をまたいできた。 大手スーパーの重役に農民運動時代の仲間がいて、 17号店を買ってくれることになった。 安く買いたたかれることになろうが、16店を維持する…
…ってはそういう問題ではなく、受け取らなかった。 次女のみどりと長女のあかねが仁と暮らすと言い出す。 おしんも聞きつけ、仁に説教し改心させ、道子に正直に話させた。 翌朝、道子がおしんに食事を用意した。そして詫びた。 昨年の春以来なので、9か月だった。 仁は、自分の家は処分しなければならなくなったが、 辰則や剛の家は残すことができると語る。 NHKオンデマンド おしん 292~294回 完結編 そこへ初子が来て、初子と希望の権利証を出したが、 仁は考えることなく受け取らなかった。
…ープンの朝に旅に出たおしんは、 山形、酒田、東京、佐賀と足を運び、戻ってきた。 1か月経ったが、17号店最寄りの駅前に大手スーパーの進出の話を圭に話した。 圭が加代の孫であることもそうだったが、大事な話を後にした。 その日、田倉家に戻るが、まだ家は無事に残っていた。 道子の怒りが伝わってきた。お茶もださなかった。 理由不明の家出で、嫁姑の問題と噂されて不快極まりなかったからだった。 並木と大手スーパーの調印がまだ済んでいないとのことで、 仁は早速、おしんに浩太に思いとどまるよ…
…57年(1982)、おしんが81歳の誕生日を迎えた日、 仁は17店舗目の候補地を報告。浩太の並木食料品店のエリアだったため、 おしんが猛反対した。 仁に話してなかった昔話をしたが、恋人に義理立てする歳でもないでしょうと、 仁は口にし、おしんは3度目のビンタを与えた。 1度目は仁が特攻隊に志願すると言った時だった。 2度目は実家が裕福な道子と結婚するため百合を捨てた時だった。 スーパーたのくらの17店舗目の話は地元新聞でも取り上げられる。 その日、おしんは浩太に謝罪するも、理解…
…がきっかけとなり、 おしんは仁と道子に同居を求められ、引っ越しとなった。 道子のペースに従うことにしたが、立ててくれてはいた。 初子の店も順調だった。 山形から兄嫁のとらが訪ねてきた。 嫁に追い出されたとのことで、しばらく泊めることにした。 庄司も来て、おしんに世話になったけど、何もしなかったと後悔する。 庄司の家はおしんが髪結いで送金して建てた家だったが、 敗戦後におしんが助けを求めた際は手ぶらで帰した。 その後の苦労を考えれば、歓迎できるはずはなかった。 庄司もとらも実は…
…、 家庭内の不和と道子の愛情による干渉が原因だった。 さすがに、仁と道子は考え直し、おしんに同居を求め、 家庭を引き締めてもらうことにした。 初子も誘ったが、使われることが見えていたため、おしんが反対する。 初子に店を持たせることにするが、仁が全面的に協力。 初子が通帳を見せるも、自分のために取って置くよう強いた。 NHKオンデマンド おしん 280~282回 完結編 敗戦後、初子が出ていき送金していたことを仁は気づいていた。 ロクでもないクズではなかったことにも母は涙した。
…まったが、 その時におしんが仁と希望を連れて来た時以来だった。 年が明け、おしんは希望と初子の間に立とうとしたが、 初子を傷つけることとなった。 NHKオンデマンド おしん 277~279回 完結編 兄の庄司と妻のとらが訪ねてきた。 昭和20年の敗戦後に、家の所有者が現れ、 一文無しとなりかつぎ屋で生計を立てていた時に山形への金策で無下に扱われて以来だった。 貧乏小作だったが、農地改革を経て、今では悠々たる地主となっていた。 青春編から完結編まで登場したのは、浩太と庄司夫妻の…
…の葬儀に、仁と道子はおしんの反対で欠席した。 道子に問い詰められ仁は自白。道子は子どもと実家に帰った。 1人になった仁も実家に戻った。 翌日、川部を訪ね、おしんは頭を下げた。 孫を片親にしたくないとの思いだったので、 川部のお義母さんから何を言われようが我慢した。 さすがに仙造は分かっていたので、失礼な妻を平手打ちにし収まった。 道子を戻すことにはなったが、仁の女性問題が発覚した。 NHKオンデマンド おしん 274~276回 完結編 百合の四十九日を終え、預かっていた圭を希…
…店を拡張するため、 おしんが昔、土地建物を担保にして融資したお世話になった知人に出て行って貰った。 おしんは、変わりの土地を用意してあげたため、希望に出してやる資金に困った。 おしんは、初子に残してやるための株を持って、浩太に会った。 希望が作った壺に魅入り、加代を思い出し快諾する。 希望にしつこく聞かれたおしんは、浩太のことを話した。 3号店4号店がオープンする。 さらに拡張する話となり、おしんは呆れる。 希望と百合と圭が、新居に引っ越しする前日の夕方、 おしんと初子は、百…
…どもを2階へ行かせ、おしんにチェーン化を求めた。 さんざん反対していたようだが、おしんは希望の独立を条件として認めた。 希望の師匠に挨拶し、独立を認めて欲しいと頼んだ。 師匠は快諾し、場所を探してくれることとなった。 その足で希望宅に行き、圭にプレゼントをあげる。 希望と百合は支援を望まなかったが、おしんは加代との約束があるとのことで通した。 むろん、2人とも涙して喜ぶ。 NHKオンデマンド おしん 268~270回 完結編 「社長を出せ」と包丁を振りかざす女が店にやってきた…
…た。 辰則にすれば、おしんが禎を大学に行かせたいという気持ちとの板挟みでもあった。 が、禎が心境を正直に語り、おしんは快く許した。 辰則は「こんな私が…」と言ったが、仁と同じように中学を4年で終えて予科練に志願したのでしょう。 道子が妊娠3か月で田倉へ戻ってきたが、また実家に転がり込んだ。 おしんの「初子はお手伝いではない」が効き、 父の仙造は謝罪ついでに、初子の縁談話をもってきた。 年が離れていたが、察した初子は前向きに考えることを仙造に伝える。 しかし、おしんは涙で初子を…
…らってることも考えるようにと、 説教され、少々うざかった。 あまりお上品でないお友達が、いちゃつきだし、 心拍数の増したカレシに嫌気がさした禎は、 母に送ってもらった現金を置いて立ち去る。 NHKオンデマンド おしん 262~264回 完結編 思いつめた禎は、朝に荷物をまとめて実家に送り、下宿先を引き払って、 再度、店を手伝い始めた。 そして翌朝、いきなり崎田にプロポーズする。が、断られた。 お母さんの気持ちを考え大学に戻るべきだ、真顔で言われる。 崎田は誠実な常識人だった。
…道子の愚痴に対して、おしんが苦労してきたことや、 店の元手が少ないことも承知している母だったが、あくまで娘の味方だった。 開店直前、気合を入れる。 おしんは、「よろしくお願いします」と田倉商店の発展を願い挨拶する。 並木食料品店からもお祝いの花輪がある。 おしんは仁に聞かれたが、お世話になった方なので覚えておくように、 とお茶を濁した。 初日、大盛況だったが翌日、商店街の役員さんたちから「安すぎる」とクレームが来た。 が、おしんは、追い払った。 NHKオンデマンド おしん 2…
…行する。 田倉からはおしんと初子が、仲人は師匠夫妻が正装するも、 本人たちは普段着だった。 開店にあたり資金が苦しい中、無理して包んだ祝儀だったが、 引出物が希望が作った壺だったことで、口論となる。 金銭登録機がやってきた。 使い方を学ぶ。 仁の予科練時代の戦友であった崎田辰則が働くことになった。 東京大空襲で家族を失う。 戦後渡米しスーパーで働いた経験が、田倉商店で生かすことになった。 早速、従業員の征男(いさお)と次郎に「よろしく」と挨拶する崎田だった。 NHKオンデマン…
…仙造が来た。 道子はおしんや初子の働きを自分がすることができないと離婚を切り出した。 が、そこに姑や小姑への悪意はなく、仁への好意を理解したおしんは 道子に、「好きにしていい」と大幅に裁量を認めた。 翌、昭和31年正月。仁と道子はスキー、希望は春の出品に忙しかった。 窯で焼くにあたり三日三晩寝ずに火の調整をするようだ。 百合がおむすびを作っていたが、 食事の時くらい交代してもらって食べたらいいのにと、師匠の奥さんは冷笑する。 風見章子が演ずるが、第1次近衛内閣の内閣書記官長は…
…求め、嫌なら破談、とおしんが通告した後、 仁は、別れてもいいと同意した。 翌朝、道子と父の仙造が訪ねてきた。 仁は二階に上がり外出と偽ることにした。 が、道子が同居に同意し、仙造はおしんの言い分を全て認めた。 初子が二階に上がり、事情を説明。靴を用意するから窓から出るよう指示。 仁は、着替えて、何食わぬ顔で家に入り、 「ただいま~、あら、お父さん、いらしてたんですか」 と挨拶する。 その年の暮れに式を挙げることにし、前日、希望と禎が帰ってきた。 式が終え、希望は戻り挨拶。 来…
…バッティングした。 おしんは、「お任せします」と言ったことは無かったことにし、 得意気に自分たちでしますと語る。 川部にとっては衣料品を販売できればよかったので、 資金を出す必要が無くなったと割り切ることにした。 が、起工式の際、図面に衣料品売り場が無いと判明した。 川部の意図を承知しながらの、おしんの仕業だった。 が、仁は勝手に住まいの部屋を衣料品売り場に変更し、別居する準備をした。 が、おしんは激怒。 道子を呼びつけ、同居して店に入らないなら破談と告げた。 NHKオンデマ…
…に責任転嫁したが、 おしんの怒りがおさまらず、希望が知ることとなる。 はじめは愛していたが、道子と出会い店を大きくするチャンスだと思ったとのことだった。 が、おしんの苦労を見てきたので楽をさせてやりたいとの気持ちも本当だった。 百合が愛想を尽かしたが、仁にとっては幸いだった。 次の日曜日、道子と父の川部仙造が来た。 おしんは、仕事を休まず普段着で応じた。 仙造は小卒でミシン1つから名古屋で名の知れた衣料品問屋に育てた手腕で、 おしんの駅前の土地を最大限活用しスーパーの設計や資…
…対。 が、思い直したおしんは、2日後には京都で講習を受けスーパーも見てきた。 知り合いの見舞いと偽った。 その日の閉店時間となり、おしんは自白し、仁に理解を示した。 そこで仁は恋人の道子の父親が資金を出してくれると切り出した。 怒ったおしんは仁に責任を求めたが、 百合は自ら引くことを選んだ。 詫びる必要はないが、迷惑をかけたと謝り暇を願い出た。 母は息子を見下し、右手で叩いた。 翌朝になり、百合は手紙を残し、行方不明となった。 原因は仁だと母は自覚させた。 NHKオンデマンド…
…アップ。朝の仕入れはおしんが担当していた。 お世話になった網元のひさは他界したが、知り合いは多かった。 前日に「明日、東京行くから」と仁は出発。 「4~5日で戻る」と言うものの、おしんは信用して詮索しなかった。 初子がおしんにチクった。 おしんは「フシダラ」と百合を問い糺すと怒りを露わにしたが、初子は止めた。 が、尚、「仁には百合ではなくもっと相応しい人がいる」とおしんは吐いた。 さすがに、「雄さんとの時、父さんが反対したのを母さんが庇ってくれたことが嬉しかったのに、母さんは…
…駅前の土地を購入し、おしんへ貸してもいいという話だった。 が、2人食べていくのに必要ないと断った。 川村はしつこかった。おしんの行商の時間帯だった。 初子は諦めてもらうため正直に話した。 すると、川村は怒って、誰もが生きていくためにギリギリのところで、時には魂も売ってきた、 もう、戦争のしっぽを引きずるのはよそう、生き残った方が辛く、仁ちゃんだって戦争の後遺症を引きずっている。 誰が悪いのでもない。戦争にめぐり合わせた不運なサダメだっただけだ、と言った。 そして、しばらく名古…
…、翌朝出て行った。 おしんと初子は2人で店を回した。 この年6月から始まった朝鮮戦争で特需となり、工場は忙しかった。 初子の提案で労働者の帰宅する9時頃を狙ってオート三輪で販売した。 朝の仕入れ、昼頃は町で販売、夕方は店で売り、晩は工場だった。 帰宅後は、鯛やエビで味噌漬け、粕漬けを作る。 東京に行った仁は、紹介なので面接はクリアした。配送の仕事をすることになる。 海軍飛行予科練習生時代の友人に不満を語る。 旧制中学を卒業していなかった仁の学歴のことを口にされた。 大学を出て…
…で外へ連れ出した。 おしんの姿を見た初子が逃走するも、60となった健に捕まる。 「ほっといてよ」との言葉に、おしんはキレ、ビンタした。 が、アイドルを辞めて女優になったのだから遠慮せず叩いて欲しかった。 母は娘の化粧を落としてやり、初子の部屋で伊勢へ戻るよう説得する。 アパートや荷物の処分で5日間滞在して、伊勢へ戻った。 初子が戻ったの機に、希望が陶工になると言い出し、おしんは反対する。 希望には加賀屋を再興して欲しかったが、希望にはいい迷惑だった。 仁に住所を教えて、荷物ま…
…(1950)となり、おしん50歳で店を持つこととなった。 網元のひさ宅から引っ越しすることになるが、場所の選定や金策で浩太に世話になった。 浩太のことは子どもには伏せておくことを確認する。 希望は絵の才能があった。 仁が先に免許を取り、次におしんが取った。 オート三輪で魚や野菜の仕入れ販売をしていた。 仁が魚をさばく。 希望が野菜を売る。 禎(てい)も手伝う。 おしんは魚と野菜で考えていたが、 仁は何でも揃えたかった。デパートにすると考える。 仁も希望も大学は諦め、生きていく…
…量でジャズを聞く。 おしんと初子は物資の売買をするヤミ屋で生計を立てた。 駅は騒々しかった。 他のヤミ屋は逃げたが、おしんは怖いもの無しだった。 が、統制物資を売買することが違法とのことで、 いくら正論を言おうが警察にとっては他人事であり署に連行される。 おしんは山形へ1000円程借りに行った。 農地改革で土地を買うことと長男の家の新築で拒否される。 これまでしてきたことを恩としてカウントされてなかった。 伊勢に戻ったおしんは初子とかつぎ屋を続けた。 川村が訪ねてきた。3日前…
…後に知らせがあり、 おしんは確認の上、骨壺を持ち帰った。 家で葬儀をするにも運んでくれる人が見つからなかった。 そういうご時勢だった。 希望は竜三が雄と仁と再会していると言うが、 初子は雄と仁は帰ってくると否定する。 佐賀から竜三の次兄の亀次郎が清を連れて来た。 遺書が佐賀にも届いたからだった。 清は竜三を責めたが、おしんは立派で誇りに思うと語った。 8月28日、占領軍が厚木飛行場に進駐する2日前、仁が帰ってきた。 鹿児島から出撃するはずだったが、故障で助かった。 が、仁は先…
…枚で報告してきた。 おしんは受け入れることができなかった。 泣く初子に、生きているから帰ってくるまで待っとこうと言う。 残酷だったが、おしんが信じて雄の服を繕う姿に初子は涙するしかなかった。 広島と長崎で原爆があったことを知るも、具体的には分からなかった。 8月15日正午、ラジオの前で正座する。 その日、少年航空兵に志願した仁から出撃の日だと最期の手紙が届いた。 連隊に魚と衣料品を納める工場まで営んだが、工場も雄も仁も失った。 竜三はおしんにこれまでの全てに感謝した。 翌16…
…次郎がやってきた。 おしんが、雄の現在が知りたく手紙を書いたが、手紙やハガキを避け、 口頭で知らせるためだった。 南方へ向かっているとのことだった。 本土決戦の覚悟を示唆される。 9歳の禎(てい)を片道3時間ほどの知り合いの農家に預けた。 空襲の心配のない場所だった。充分な食糧・石鹸なども忘れなかった。 仁が少年航空兵に志願すると言い出した。 神風特攻隊の散華に、自分も続こうとした。 おしんは、猛反対した。口論になりビンタもくらわせた。 が、空振りだった。 竜三は、自分が町の…
…て母に語った。 が、おしんに大事に保管していた雑誌『明星』を渡され悟らされた。 与謝野晶子の「君死たもうことなかれ」が掲載されていた。 昭和18年10月、雄が伊勢に帰ってきた。 戦域を拡げ、戦局も思わしくなく、20歳以上の文系の学生が出陣することとなった。 雄は、士官学校に反対してくれたことで、 青春時代を過ごせたと、母に感謝した。 雄が発つ日、初子が「千人針」を雄に手渡す。 出征兵士の無事を祈るお守りだった。 この日、雄は待っていて欲しいと頼んだ。 壮行会を断固として断り、…
… 女工を監督するにはおしんの力が必要だとした。 そして、家事や4歳の禎(てい)の世話に初子が必要だともした。 卒業式から帰ってきた初子は、大喜びする。 翌、昭和16年(1941)春となり、雄は高等学校3年、仁と希望は中学に入学することになった。 田倉家は不相応に思える家に引っ越しすることになる。 配給制となっており、贅沢できないはずだったが、 竜三は余った油で交換して砂糖など手に入れ持ち帰った。 山形から兄の庄治が来た。息子が中学受験で合格するも少年航空兵となり福岡へ会いに行…